INTERVIEW

SPECIAL INTERVIEW vol.01
放送作家・脚本家

小山 薫堂

小山 薫堂

「日本の品質」=「洗練されて行き着いた究極の美」

“洗練されて行き着いた究極の美”という感じがするんですけど。

突き詰めていけば、“必要な物で足りる”という事が一番美しく、あるいは一番本物なのかな、という気がしますね。カタログや写真では分からない心地よさ。手にしたときのちょっとした重量感とかバランスが抜群にいいんですよね。何でもないような作業が実はものすごく難しいことがありますよね。一見簡単そうにみえて、誰にでもできそうな事が、実はコンピューターの様に正確に行わなくてはうまくいかなかったりだとか。そういう、職人ならではの技がさりげなく入っているディテールが、日本製の背後にある魅力、価値なのかなと思う。

“和”には物作りのベースに優しさがある。人を思う心がある。

“どうすれば喜んでもらえるだろうか”とか、“どうすれば長く使ってもらえるか”とか。

原材料を提供してくれる生産者や、周りの環境に対しても気を配っていたりする。

そんな風に、色んな人に気を遣いながら出来上がったものだと思うので、そういう意味では「安全」「安心」「信頼」がある。調和がとれているんじゃないですかね。

その調和の“和”が日本の“和”であり、それを重んじた仕事をするのは、日本の職人さんの特徴ではないかなと思いますね。

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